tsutomu
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進化する陶芸家2016
完成のないアートの世界において技術とは自身の中に違う空間を感じることで
その鍛錬は、ありえない造形でもイメージが自在に広がるように感性を磨くこと
だと思います。
でも、どんな才能を持ってしても、人為は自然の造形にはかないません。
一方、私は…問えない年端の半世紀、「土」ではなく「生」とも対峙し種々な
「美の加減」を考え鈍感になった私の感性は自然からの声もやり過ごす…(笑)
しかし、土は私を嘲笑することはなく、その蜜月は素朴で深い至福である…。
ともあれ様々な思いを追懐する人生のターニングポイント!
そんな自身の黎明期…、無二無三に、偶然の必然という切り札を最新の技術と
掛け合わせ伝統を守り続けることを不退転の決意で臨むのであろう…。
芸術家として、いつでもどこでも「森羅万象」と共鳴していられるわけでは
ないのですから…。
大和 努